プログラマカレッジの評判「やめとけ」は本当？口コミを元に就職先や違約金の有無も解説

プログラミングを学んで転職したい。でも、お金がない。

もしあなたがそんなジレンマを抱えているなら、「完全無料」のプログラマカレッジは非常に魅力的な選択肢です。

しかし、「なぜ無料なの？怪しい…」「やめとけという口コミを見たけど、大丈夫だろうか？」と不安を抱えているのではないでしょうか。

後悔しないためには、プログラマカレッジのメリットだけでなく、デメリットや仕組みについても知った上で受講するかを判断しなければなりません。

この記事では、プログラマカレッジの仕組みや特徴を卒業生の口コミを元に徹底解説します。この記事を判断材料として、参考にしてみてくださいね。

【結論】プログラマカレッジは「費用をかけずに本気で就職したい20代」のためのスクール

プログラマカレッジは「プログラミングスキルの習得」に全力で集中できる環境を提供し、ITエンジニア就職を完全無料で支援するプログラミングスクールです。

多くの口コミを分析すると、完全無料で実務レベルのプログラミングスキルが身につけられ、就職活動も安心して任せられるという、評価が中心。学習から就職サポートまでトータルで充実していることがわかります。

一方で、学習がハード、就職先はSESが中心だったといった厳しい意見があるのも事実です。しかし、これらは裏を返せば、プロとして通用する本物のスキルを身につけるための環境が整っている証拠とも言えます。

プログラマカレッジでスキルアップに集中できる理由を、サービスの仕組みやサポート体制から詳しく解説していきます。

プログラマカレッジとは？未経験からITエンジニアを目指す20代向け無料スクール

公式サイト：https://programmercollege.jp/

プログラマカレッジは、株式会社インターノウスが運営する20代未経験者向けの無料プログラミングスクールです。

スキル習得からITエンジニア就職決定までを、金銭的な不安なく目指せる環境が整っています。

サービス概要
受講料金	完全無料 （受講料・教材費など一切不要）
違約金	原則なし ※ITエンジニアとして就職する意思がある場合
対象年齢	29歳まで
対象者	未経験者、フリーター、ニート、第二新卒、高卒、大学生など
学習形式	オンライン 通学（東京・四谷）
就職サポート	専任アドバイザーによる求人紹介・面接対策など一貫した支援あり
運営会社	株式会社インターノウス
公式サイト	https://programmercollege.jp/

プログラマカレッジの主な特徴は以下の5点であり、それぞれ詳しく解説します。

特徴1：受講料・違約金が完全無料

プログラマカレッジ最大の特長は、受講料や教材費が一切かからず、途中で退会した場合でも原則として違約金が発生しない点です。

比較対象	費用
プログラマカレッジ	完全無料
一般的なプログラミングスクール	相場は30万円～70万円

一般的なプログラミングスクールは通常30万円〜70万円かかるのが相場。プログラマカレッジでは、費用がかからないため、金銭的な不安なくスキル取得に集中できます。

費用面のハードルが低く、ITエンジニアへ挑戦しやすい点は、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

特徴2：Java Silver・LinuC取得後に転職活動

プログラマカレッジでは、選んだコースに応じて、業界で評価されるIT資格の取得を強力にサポートしています。

具体的に、プログラマーコースでは「Java Silver（Oracle Certified Java Programmer Silver SE11）」、クラウドエンジニアコースでは「LinuC」の取得をサポートしています。

これらの資格は、未経験からの就職活動において、あなたの技術力を客観的に証明してくれる信頼性の高いものです。

コース名	目指せる資格	資格の概要
プログラマーコース	Oracle Certified Java Programmer Silver SE11	Javaアプリケーション開発に必要な基本的な知識を証明する国際資格。
クラウドエンジニアコース	LinuC (レベル1)	Linuxシステムの構築・運用・管理の基礎スキルを証明する日本の認定資格。

資格を取得することで、企業に対して明確なスキルの証明となり、他の候補者との差別化を図れます。

書類選考の通過率向上や、面接で技術的な質問への自信を持った回答など、就職活動を有利に進めるための大きな武器になります。

特徴3：就職率98.3%を誇る手厚いキャリアサポート

プログラマカレッジでは、プログラミングスキルだけでなく、就職活動の進め方まで一貫して支援してくれる体制が整っています。

就職率は98.3%という高い実績を誇ります。この実績があるのは、専任のキャリアアドバイザーによる手厚い就職サポートがあるからです。

具体的には、以下のようなサポートが無料で受けられます。

適性検査やプログラミングテスト対策など、転職エージェントにはない手厚いサポートが魅力です。

就職活動・転職活動が初めてな人でも安心して任せられるでしょう。

特徴4：平均内定獲得数3.7社！保有求人数5,000件以上

プログラマカレッジは、4,000社以上の取引企業と5,000件以上の求人を保有しています。

この豊富な選択肢の中から、キャリアアドバイザーが受講生にマッチした企業を紹介してくれます。

就職先の社風、離職率、事業優位性、財務安定性などの細かい情報も提供してくれるので、自分にマッチしているかも事前に確認できます。

マッチ度を重視し複数の求人を紹介してくれるため、利用者一人あたりの平均内定獲得数は3.7社という高い水準を実現。大手SIerから成長中のベンチャー企業まで、幅広い選択肢が用意されている点も魅力です。

特徴5：現場で通用する力を養うアウトプット型の研修

プログラマカレッジでは、座学で知識をインプットするだけでなく、実際に手を動かしてシステムを開発する「アウトプット型」の研修を実施しています。

カリキュラムには「ECサイト開発」や「チーム開発演習」といった実践的な項目が含まれており、現場で通用するスキルが身につきます。

個人でのECサイト開発を通して開発の一連の流れを学び、チーム開発ではGitを用いたバージョン管理を経験するなど、実際の開発現場に近い環境で学べるのが特徴です。

プログラマカレッジで受講できるコースと習得技術

プログラマカレッジには、希望するキャリアパスに合わせて選択できる2つのコースが用意されています。

一つはWebアプリケーションなどを開発する「プログラマーコース」、もう一つはITインフラを支える「クラウドエンジニアコース」です。

それぞれのコースの特徴を以下の表にまとめました。ご自身の興味や適性に合うコースを選びましょう。

	プログラマーコース	クラウドエンジニアコース
コースプラン	平日5日間コース(研修時間：420時間) 個別フリーコース(研修時間：200時間)	平日5日間コース(研修時間：280時間) 個別フリーコース(研修時間：50時間)
学習内容	Javaを中心としたWeb開発技術	サーバー・ネットワークの構築・運用
使用技術	Java, PHP, Ruby, HTML/CSS, SQL,git&GitHub,JavaScript	Linux, AWS
取得できる資格	Oracle Certified Java Programmer Silver SE11	LinuC
目指せる職種	プログラマー システムエンジニア	クラウドエンジニア インフラエンジニア

プログラマーコース

Webアプリケーションや業務システムを開発する、プログラマーやシステムエンジニアを目指すコースです。需要の高いJava言語を中心に、Web開発に必要な技術を体系的に学びます。

このコースを修了することで、基本的な機能を持ったECサイトやアプリ開発を、一人でゼロから開発できるレベルに到達します。

単に文法を覚えるだけでなく、データベースと連携して動的なWebアプリケーションを構築できる実践的なスキルが身についた状態を指します。具体的には、以下のような機能を自分で実装できるようになります。

最終的には、「未経験者として開発チームの一員に加わり、先輩の指導を受けながら簡単な機能の実装や修正作業を任せられる」レベルまで引き上げられます。

つまり、エンジニアとしてのスタートラインに立てるということ。また、卒業制作は、あなたのスキルを証明するポートフォリオとして、就職活動で強力な武器になります。

クラウドエンジニアコース

Webサービスやシステムの基盤となるサーバーやネットワークの設計、構築、運用を行う、クラウドエンジニアやインフラエンジニアを目指すコースです。

Linuxの基礎から、現代のインフラに必須のクラウドサービスAWSの扱い方までを実践的に学びます。

このコースを修了することで、簡単なWebサイトを公開するためのサーバー環境を、クラウド（AWS）上にゼロから構築・設定できるレベルに到達します。

これは、単に用語を知っているだけでなく、実際にコマンドを打ち、インフラを構築できる実践的なスキルです。具体的には、以下のような作業を一人で完結できるようになります。

実務を通して、より大規模で複雑なインフラ構築に携わっていくための土台を築けます。

プログラマカレッジの良い評判・口コミから分かるメリット6選

プログラマカレッジ受講者からの評判を分析すると、「無料であること」に加えて、「手厚いサポート体制」「実践的なカリキュラム」「就職先の豊富さ」など、多岐にわたるメリットが見えてきます。

ここでは、実際の利用者のポジティブな声から判明した、6つのメリットを具体的に解説します。

良い評判1：金銭的な負担がなく無料でプログラミング学習ができる

プログラマカレッジで費用の負担がなく、プログラミング学習ができる点は多くの人がメリットに感じています。

一般的なプログラミングスクールと異なり、費用面の心配が一切ないため、受講生は金銭的な不安から解放され、学習に全力で集中できる環境が手に入ります。

無料で質の高いスキルを習得できるため、未経験からのITエンジニアへの挑戦のハードルが大きく下がります。

良い評判2：元エンジニアからの指導してもらえるのでスキルが身につきやすい

講師陣が開発現場の経験者であるため、教科書的な知識だけでなく、実務で役立つノウハウや考え方を学べる点が高く評価されています。

実際に開発現場で様々なトラブルシューティングやプロジェクトを経験してきた元エンジニアを講師として採用しているため、より実践的で質の高い指導が可能になっています。

現場を知る講師から直接指導を受けられる環境は、未経験から即戦力を目指す上で強力な強みとなります。

良い評判3：短期間（最短60日）で就業・転職できる

集中して学べるカリキュラムと効率的な就職サポートにより、最短2ヶ月程度で内定を獲得できるスピード感も魅力の一つです。

このスピード感は、未経験者がIT業界で働く上で必須となるコアスキルに絞って、無駄なく学べるようにカリキュラムが設計されているためです。また、学習と並行して就職活動を進める効率的な体制も、短期間での就職を実現しています。

良い評判4：卒業後に豊富な求人からマッチングをしてくれる

卒業後の就職活動では、求人の質とマッチングに対する満足度の高い声が多く寄せられています。

運営会社であるインターノウスが、長年にわたりIT業界に特化した人材紹介事業を展開してきた実績があるため、多くの企業と強固な信頼関係を築き、一般的な求人サイトにはない多様な求人を確保できています。

特に評価されているのは、エンジニア職に精通している専任のキャリアアドバイザーが、講生のスキルや適性、希望するキャリアパスを細かくヒアリングし、受講者と企業の相性をみて厳選した求人を紹介してくれる点です。

これにより、単に求人を紹介するだけでなく、入社後の定着性やキャリア形成まで見据えた、マッチ度の高い就職活動が可能になります。

良い評判5：チーム開発が経験でき実践力が身に付く

個人学習では経験できないチームでの開発を通して、実践的なコミュニケーションスキルやGitなどのバージョン管理ツール利用経験を積める点が、就職活動で高く評価されたという声が目立ちます。

現代のシステム開発はチームで行うのが一般的です。採用企業が求める「単にコードが書ける人材」ではなく、「チームの一員として貢献できる人材」を育成するという方針から、このカリキュラムが導入されています。

良い評判6：挫折させない学習環境と、いつでも相談できるサポート体制

プログラミング学習で最も多い「挫折」を防げる「学習を継続させる仕組み」と「いつでも質問できる環境」の両方が整っている点も、利用者から高く評価されています。

独学では挫折しがちなプログラミング学習も、プログラマカレッジなら決まったスケジュールや共に学ぶ仲間の存在があるため、「中だるみすることなく学習を続けられた」という声が多くあります。

さらに、技術的な疑問は経験豊富な講師に、キャリアの悩みは専任のアドバイザーに、それぞれ気軽に相談できる雰囲気も大きな安心材料です。「一人で抱え込まずに済んだ」という感謝の声が、その証拠と言えるでしょう。

プログラマカレッジの悪い評判・口コミから分かる注意点6選

一方で、「就職先のミスマッチ」「講師・アドバイザーとの相性」「学習の厳しさ」など、事前に知っておくべきネガティブな評判も存在します。

これらを注意点を理解し、あなたにとって許容できる範囲かどうかを判断することが、スクール選びで後悔しないための重要なポイントです。

ここでは、実際の口コミから判明した6つの注意点とその対策を、解説します。

悪い評判1：SESや技術派遣の採用が大半を占めており希望にマッチしにくいことがある

「自社開発企業に行きたかったのに、SES企業しか紹介されなかった」という声は最も多く見られます。

未経験者を採用する体力がある企業にSES企業が多いという業界構造、そして無料スクールが採用企業からの紹介料で運営されているため、採用ハードルが比較的低いSES企業の求人が集まりやすいという背景があります。

SES自体が悪いわけではありませんが、働き方の希望と合わない場合は注意が必要です。

受講前の無料カウンセリングの場で「自社開発企業の紹介実績はどのくらいあるか」を具体的に質問し、自身の希望とのミスマッチを防ぐことが重要です。

また、SESを「多様な現場を経験できるキャリアの第一歩」と前向きに捉える姿勢も有効でしょう。

悪い評判2：講師・キャリアアドバイザーと相性が悪くモチベーションに影響する

「講師によって教え方のレベルに差がある」「キャリアアドバイザーに高圧的な態度を取られた」など、担当者との相性問題に関する不満の声が一部で見られます。

人対人のサービスである以上、担当者のスキルや性格のばらつき、受講生との人間的な相性が生じてしまうのは避けられません。なかには、相性の良い講師・キャリアアドバイザーに出会えているため、運要素も伴うと言えます。

もし担当者と合わないと感じた場合は、我慢せずに運営事務局に相談し、担当者の変更が可能か問い合わせてみることが、学習のモチベーションを維持する上で重要です。

悪い評判3：受動的な態度ではカリキュラムを修了するのが難しい

「内容が難しく学習についていけない」という声も見受けられました。

プログラミング学習の本質は、未知の問題に直面した際に自力で解決する「自走力」を養うという側面にあります。

そのため、自ら質問し、主体的に学習を進める姿勢がないと、カリキュラムについていけず挫折する可能性があります。スクールはあくまでそのサポート役であり、自分から理解を深めていくことが求められます。

入校前には「なぜエンジニアになりたいのか」という目的意識を明確にしましょう。また、日頃から「エラーメッセージをちゃんと読む」「まず検索する」という癖をつけて、少しずつ自走力を養っていくことが、厳しいカリキュラムを乗り越えるための対策になります。

悪い評判4：20代までと年齢制限があり誰でも利用できるわけではない

「30歳を過ぎていたので断られた」という口コミの通り、プログラマカレッジは原則として29歳までの20代向けのサービスであり、30代以上の方は利用できません。

これは、未経験のITエンジニア採用において、企業の若年層へのニーズが高いという業界全体の傾向を反映しています。

30代で未経験からエンジニアを目指す場合は、年齢制限のない有料スクール（DMM WEBCAMPや侍エンジニアなど）を検討しましょう。また、IT業界での何らかの経験があれば、年齢制限のない転職エージェントを利用するなど、他の選択肢を探す必要があります。

悪い評判5：地方の求人が見つかりずらくUIJターンには向いていない

オンラインで受講できても、紹介される求人は東京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏に集中しています。そのため、地方での就職を希望する方、いわゆるUIJターンを検討している方には不向きです。

日本のIT企業の多くが首都圏に集中しているという産業構造上、プログラマカレッジの取引先企業も首都圏が中心となるため、地方の求人件数は多くありません。

地方就職を強く希望する場合は、全国に拠点を持つ転職エージェントや、地方特化型のサービスを併用するなど、他の就職手段を検討する必要があります。プログラマカレッジを利用する場合は、首都圏で就職する覚悟がある方のみが利用を検討すべきでしょう。

悪い評判6：就職までハードスケジュールになりやすい

「仕事と併用するのが大変」「プライベートの時間はほぼなかった」というように、特に平日コースは学習と就職活動が短期間に凝縮されるため、精神的・体力的に厳しいと感じる人もいます。

これは、約3ヶ月という短期間で、未経験からプロとして就職できるレベルまでスキルを引き上げるため、カリキュラムが非常に凝縮されたものになっているためです。

受講を開始する前に、一定期間は学習に専念できる環境と時間を確保すること（例：アルバイトのシフトを大幅に減らす）が推奨されます。また、働きながら学びたい場合は、無理せず学習期間が長めに設定されている夜間コースを選択することも検討しましょう。

プログラマカレッジが「闇・やめとけ」と言われる4つの理由

ネット上で「やめとけ」と言われる背景には、「無料への不信感」「就職先の傾向」「学習の厳しさ」そして近年の「AIの台頭」という4つの大きな理由があります。

これらはサービスの特性や外部環境の変化であり、その理由と対策を正しく理解することで、不安は解消できます。

無料ビジネスモデルへの不信感

「無料＝怪しい」「何か裏があるのでは？」という感情的な不信感が、「やめとけ」という意見に繋がっています。

プログラマカレッジのビジネスモデルが理解できれば、この不安も解消されます。

プログラマカレッジの収益源は、受講者ではなく採用企業です。受講者がプログラミングを学び、プログラマカレッジが企業に受講者を紹介。企業が受講者を採用した際に、プログラマカレッジが「企業」から「紹介手数料」を受け取るという仕組みです。

これは一般的な人材紹介会社と同じ仕組みであり、何ら怪しい点はありません。

むしろ、受講者の就職が成功しなければプログラマカレッジは収益を得られないため、受講者に対して全力でサポートしてくれるという大きなメリットがあります。

この仕組みを理解すれば、「無料」であることへの不安は解消されるはずです。

SES中心の就職先

就職先が客先常駐（SES）中心であることに対して、「キャリアアップしにくい」「労働環境が悪い」といったネガティブなイメージから「やめとけ」と言われています。

ネット上にはSESに対する否定的な情報（多重下請け構造、案件ガチャなど）が多く溢れており、「自社開発企業＝善、SES＝悪」という短絡的な二元論で語られる傾向にあります。

しかし、重要なのはその働き方が自分に合っているかという点です。

	SESのメリット	SESのデメリット
経験・スキル	多様な現場を経験できる （短期間で幅広い技術に触れる機会がある）	専門性が身につきにくい （一つの技術を深く掘り下げるのが難しい）
キャリアパス	未経験からのハードルが低い （IT業界参入の王道パス）	キャリアの主導権を握りにくい （案件が会社の取引先に依存）
人間関係・環境	社外の人脈が広がる （常駐先で評価され、引き抜かれるケースもあ）	帰属意識を持ちにくい・労働環境が変わりやすい （「派遣」のような扱いを受けることや常駐先ごとの文化・ルールに適応する必要がある）
給与・評価	残業が少ない傾向がある （契約で勤務時間が厳密なため）	給与が上がりにくい構造がある （多重下請けによる中間マージン、働きぶりが見られず、正当な評価を受けにくい）

SESは、プロジェクトごとに職場や使用技術が変わるため、短期間で様々な経験を積めるという強みがあります。

一方で、多重下請け構造の中にいる場合、中間マージンが抜かれることで給与が上がりにくいという構造的な課題があります。また、希望しない単純作業にアサインされるリスクも存在します。

キャリアの第一歩としてSESで実務経験を2～3年積み、その後のステップアップ転職を目指すのは非常に有効な戦略です。

もしそれでも、SESを避けたい場合は、プログラマカレッジは不向きな可能性があるため、他の有料スクールを検討しましょう。

学習が厳しい・難しい

「楽してエンジニアになれる」と安易な気持ちで入校した人が、学習量の多さや難易度の高さに挫折し、「こんなはずじゃなかった、やめとけ」というネガティブな評判を発信しています。

未経験からプロとして通用するレベルまで、約3ヶ月という短期間でスキルを習得するため、カリキュラムが非常に凝縮されているのも事実です。

必然的にハードスケジュールになり、受け身の姿勢ではついていけず、自ら学ぶ「自走力」が求められるため、向き不向きもあります。

自分の向き不向きを理解し後悔を防ぐために、入校前に無料カウンセリングを利用するのが効果的です。

1日に必要な学習時間の目安やカリキュラムの具体的な内容について詳しく質問し、自分のライフスタイルで学習時間を確保できるかを冷静に判断しましょう。

5ch・SNSで囁かれる「生成AI」の悪影響

ChatGPTなどの生成AIの進化により、「今からエンジニアになってもAIに仕事が奪われる」という将来への不安から、「エンジニアを目指すこと自体をやめとけ」という意見が出ています。

実際に、AIがコードを自動生成するデモなどが話題になり、「プログラマー不要論」がSNSや掲示板で過度に拡散されています。

特に、未経験者が目指すような初級レベルの仕事はAIに代替されやすいのではないか、という不安を抱くのも無理はありません。

しかし、AIを「脅威」ではなく「ツール」として捉え、関係性を正しく理解することが重要です。プログラマカレッジの学習は、AIを使いこなすための基礎となるプログラミング的思考を学ぶ第一歩と捉えましょう。

単純なコーディング作業はAIに任せ、エンジニアは顧客の課題を解決するためのシステム設計や複雑な問題解決といった、より付加価値の高い仕事に集中する時代になります。そのための土台となるスキルを磨くと考えましょう。

就職・転職後も学びの姿勢を留めてしまうと、AIに仕事を奪われる可能性はありますが、AIをツールとして活用する側に回れば、大きな武器になります。

プログラマカレッジが向いている人と向いていない人の特徴

ここまでの評判や特徴を踏まえ、プログラマカレッジの利用を心からおすすめできる人と、他の選択肢を検討した方がよい人の特徴を明確に定義します。

ご自身がどちらに当てはまるか、チェックリストとしてご活用ください。

	【GOサイン】向いている人	【要検討】向いていない人
年齢	29歳以下	30歳以上
費用	お金をかけたくない （無料を希望）	費用をかけてでも選択肢を広げたい
経歴	正社員経験に自信がない	キャリアアップ転職を目指している
目標	まずはIT業界で実務経験を積みたい	最初から自社開発・Web系に行きたい
学習	サポートが欲しい 仲間と学びたい	自分のペースで学びたい
期間	早く就職したい （2～3ヶ月）	じっくり学びたい
場所	首都圏で就職できる	地方で就職したい （UIJターン希望）

【GOサイン】プログラマカレッジが向いている人

以下に当てはまる方は、プログラマカレッジの利用を前向きに検討してよいでしょう。

プログラマカレッジの「完全無料」「20代限定」「手厚い就職サポート」「実践的な集団学習」といった特徴が、上記のような方のニーズに完全に合致します。

特に、金銭的リスクなく正社員のITエンジニアというキャリアへの第一歩を踏み出せる点は、経歴や資金面に不安を抱える20代にとって最大のメリットと言えます。

【要検討】プログラマカレッジが向いていない人

以下に当てはまる方は、プログラマカレッジのサービス特性がミスマッチとなる可能性が高いため、他の選択肢も視野に入れることをおすすめします。

「30代以上」はそもそもサポート対象外です。また、「自社開発・Web系特化」「フリーランス支援」を強みとする有料スクールの方が、キャリア目標の実現可能性は高まります。

プログラマカレッジ卒業生のリアルな体験談3選

公式サイトのインタビューによると、フリーターや異業種出身者など、多くの未経験者がプログラマカレッジ経由でITエンジニアへの就職を成功させています。

ここでは、プログラマカレッジを利用して見事エンジニアとして活躍している3名の事例を紹介します。

1.アパレル販売員 → Webエンジニア

コロナ禍で仕事が激減し、転職を考えるなかで技術の向上が評価に直結していくエンジニア職に興味を持ちプログラマカレッジに入校。PC初心者でタイピングの練習からスタート。

仲間達と切磋琢磨しながら前向きに学習を続け、資格を取得。「すぐに開発に関われる企業かどうか」の希望条件に合った企業のプログラマーとして内定を獲得。

参考：公式HP 卒業生インタビュー

2.営業職 → プログラマー

7年半不動産営業として勤務していくなかで「社内システムに疑問を持った」きっかけでエンジニアを志す。

プログラミング学習に面白さを感じ、どんどんスキルを伸ばして資格を取得。

営業で培った「顧客目線」を武器に、コーディング経験がしっかり積める会社へ転職を実現。

参考：公式HP 卒業生インタビュー

3.離職中 → インフラエンジニア

プライベートで色々あり、会社を退職。建築業界で目撃したデジタル化の急速な進展に衝撃を受けてIT業界へ転職を決意。

プログラマカレッジで他の受講生とコミュニケーション、エラー解決のプロセスのやりがいなど感じるなど楽しみながら学習を進め、Linuxの認定試験にも合格。クラウドエンジニアへの転身に成功させた。

参考：公式HP 卒業生インタビュー

【利用手順】プログラマカレッジの申し込みから就職まで流れ

利用を決めた方のために、無料オンライン説明会の申し込みから内定獲得までの流れを4つのステップで解説します。

各ステップでのポイントも押さえて、スムーズに就職活動を進めましょう。

プログラマカレッジとあわせて検討したいプログラミングスクール

もしプログラマカレッジが自分に合わないと感じた場合や、より広い選択肢を比較したい方向けに、特徴の異なるスクールを紹介します。

特に、費用をかけてでも特定のキャリアを目指したい方は、以下のスクールも検討してみましょう。

スクール名	料金	学習期間	特徴	こんな人におすすめ
プログラマカレッジ	無料	約3ヶ月	20代向け・就職直結	費用をかけずIT業界に入りたい20代
RUNTEQ	有料	約9ヶ月	Web系開発・ポートフォリオ重視	最初から自社開発企業を目指したい人
DMM WEBCAMP	有料	約4ヶ月～	転職保証付き・短期集中	費用をかけても転職の確実性を重視したい人
キャリスタカレッジ	無料	2週間	超短期集中・インフラ/Java	とにかく早く基礎を学び就職したい人
ウズウズカレッジ	無料〜	約1〜3ヶ月	第二新卒特化・個別指導	手厚い個別サポートを求める20代

RUNTEQ｜Web系開発企業への転職に強い実践型スクール

公式サイト：https://runteq.jp/

RUNTEQは、Web系開発会社が運営する、現場で通用する実務スキル習得に特化した有料スクールです。就職活動で武器となるポートフォリオ作成に徹底的にこだわり、転職を支援してくれます。

「費用と時間をかけてでも、最初から自社開発企業やWeb系ベンチャーを目指したい」という明確な目標を持つ方におすすめです。

完全無料でIT業界への入口を広く提供するプログラマカレッジに対し、RUNTEQはRuby on Railsという特定技術に絞り、より専門的でハイレベルなスキル習得を目指すスクールと言えます。

サービス概要
サービス名	RUNTEQ（ランテック）
料金	有料（税込657,000円） ※専門実践教育訓練給付制度対象
学習期間	約9ヶ月
学習言語	Ruby on Railsが中心で、Web系開発に特化
就職支援	自社開発企業への内定実績が豊富

DMM WEBCAMP｜転職保証付きで未経験からのIT就職を目指す短期集中型スクール

公式サイト：https://web-camp.io/

DMM WEBCAMPは、未経験者に特化した短期集中型の有料スクールです。チーム開発など実践的なカリキュラムに加え、条件を満たせば転職できなかった場合に受講料が返金される「転職保証制度」が最大の特徴です。

「費用を投資してでも、転職という結果を確実に保証してほしい」という方向けの選択肢です。無料で挑戦できる安心感のプログラマカレッジに対し、DMM WEBCAMPは高額な自己投資と引き換えに「転職できなかった場合のリスクヘッジ」を手に入れることができます。

サービス概要
サービス名	DMM WEBCAMP
料金	有料（税込690,800円～） ※専門実践教育訓練給付制度対象コースあり
学習期間	4週間〜32週間
学習言語	Ruby、Java、Pythonなど
就職支援	条件付きで転職保証制度あり

キャリスタカレッジ｜2週間の短期集中で基礎を学ぶスピード重視の無料スクール

公式サイト：https://careerstart.co.jp/lp/001c/

キャリスタカレッジはIT人材サービス企業が運営する無料スクールで、「Javaプログラミングコース」と「インフラエンジニアコース」を提供しています。

同じ無料スクールですが、学習期間と思想が大きく異なります。約2〜3ヶ月かけて開発経験まで積むプログラマカレッジに対し、キャリスタカレッジは「2週間で基礎だけを学び、あとは現場で成長する」というスピード重視のスタイルです。

「じっくり学ぶより、とにかく早く働き始めたい」という方にはキャリスタカレッジが適しているでしょう。

サービス概要
サービス名	キャリスタカレッジ
料金	無料
学習期間	2週間
学習言語	Java, AWS, Linuxなど
就職支援	キャリアアドバイザーから就職・転職支援サポートあり

ウズウズカレッジ｜第二新卒・既卒に強い就職エージェントが運営する個別指導型スクール

公式サイト：https://uzuz-college.jp/

ウズウズカレッジは、第二新卒や既卒、フリーターの就職支援で高い実績を持つ「UZUZ」が運営するスクールです。転職エージェントを運営していることもあり、就職・転職支援も信頼をおけます。

「集団学習よりも、自分のペースに合わせて手厚くサポートしてほしい」という方向けです。集団で切磋琢磨する環境のプログラマカレッジに対し、ウズウズカレッジはよりパーソナルなサポートを強みとしています。

特に、第二新卒や既卒で丁寧なフォローを求める方と相性が良いスクールです。

サービス概要
サービス名	ウズウズカレッジ
料金	無料（有料プランあり）
学習期間	約1〜3ヶ月
学習言語	Java, Linux(LinuC), ネットワーク(CCNA) など
就職支援	個別指導に近い手厚いキャリアサポート

プログラマカレッジの評判に関するよくある質問

プログラマカレッジを検討する方が抱きがちな細かい疑問について、Q&A形式で明確に回答します。

質問1：違約金は本当に発生しないですか？

違約金は原則として発生しません。

プログラマカレッジが紹介した企業へ入社する意思があれば、途中で学習を辞退しても違約金を請求されることはありません。

ただし、「最初から就職の意思がなく受講のみを目的としている」と判断された場合は対象外となる可能性があります。

念のため、無料カウンセリングの場で、違約金が発生する例外的なケースがないか直接確認することをおすすめします。

質問2：高卒やニート、フリーターでも受講できますか？

受講可能です。

プログラマカレッジは学歴や職歴を問わず、20代でITエンジニアへの就職意欲がある方なら誰でも対象としています。

むしろ、ポテンシャルのある若手を発掘したいと考えているため、学歴よりも学習意欲や人柄が重視される傾向にあります。

質問3：紹介された企業に必ず入社しないといけませんか？

いいえ、その必要はありません。

紹介された企業への入社を強制されることは決してありません。複数の企業と面接し、ご自身が納得した上で入社先を決めることができます。

もし紹介された求人に魅力を感じなければ、その理由をキャリアアドバイザーに伝え、別の求人を提案してもらうことが可能です。

質問4：入会を断られるケースはありますか？

主に以下のような場合に、入会を断られる可能性があります。

無料だからといって誰でも入れるわけではなく、企業に紹介する人材を育てるという目的があるため、一定の基準が設けられていると理解しましょう。

まとめ：プログラマカレッジはリスクを抑えてITエンジニアを目指す20代の有力な選択肢

プログラマカレッジは「やめとけ」と言われる側面もありますが、その理由とサービスの仕組みを正しく理解すれば、金銭的リスクなくITエンジニアを目指せる優れたサービスです。

もしあなたが20代で、少しでも「ITエンジニアに挑戦してみたい」という気持ちがあるなら、まずは無料オンライン説明会に参加してみることを強くおすすめします。

不安な点は全て質問し、ご自身の目で確かめた上で判断すれば、後悔のない選択ができるはずです。