エンジニアの副業は土日だけでもOK！おすすめサービス15選と副業の種類や報酬目安について解説

レバテックによると、副業に興味があるIT人材の割合は44％、実際に副業をしたことがある方の割合は14％でした（参考：レバテックフリーランス）。

特にエンジニアの場合、フルリモートの方も多く、副業のしやすさ、高単価案件の多さから、副業に興味がある方も多いことでしょう。

この記事では、エンジニアとして副業を考える方に向けて、土日だけでできる副業の種類から、案件の探し方、そして副業を始める上での注意点まで、必要な情報を解説します。

また、エンジニアが副業で高単価の案件を獲得する方法、クラウドソーシングサイトでの効率的な仕事の進め方、自分のサービスを開発して収益化する方法など、具体的な方法を分かりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、副業の良し悪しを判断して前向きに次のステップを踏み出すための明確な道筋を見つけられるはずです。

あなたの持つ技術を最大限に活かし、収入とキャリアの両方を手に入れるための第一歩を始めてみましょう。

土日におすすめのエンジニア副業一覧

エンジニアとして、本業とは別に、培ってきたスキルを活かして収入を得たいと考えている方は多いでしょう。

平日は本業で多忙でも、土日なら副業に時間を充てられるというエンジニアは少なくありません。

ここでは、エンジニアが週末の時間を活用して効率的にできる、おすすめの副業を具体的にご紹介します。あなたのスキルや興味に合わせて、最適な副業を見つけていきましょう。

案件ごとのシステム開発やテスト｜高単価・スキルアップ直結

クライアントから依頼されたシステムの開発、改修、機能追加、または品質保証のためのテストなどを行う、最もエンジニアらしい副業です。

土日のみの稼働を前提とした案件も増えており、例えば「週末だけ週10時間」といった柔軟な働き方が可能です。

需要が高いため、案件は豊富です。また、特定の技術や開発手法に絞って挑戦でき、スキル向上を目的とした挑戦も可能。経験や専門性が求められる案件が多いぶん、単価も高い傾向にあり、1件数十万円、時給換算で5,000円以上を目安に引き受けられる魅力もあります。

Webサイト制作やコーディング｜案件豊富・参入しやすい

企業のコーポレートサイトの新規制作や、既存サイトの修正、LP（ランディングページ）の作成など、Web関連の業務もエンジニアの副業として人気です。

HTML、CSS、JavaScriptといった基本的な知識があれば始めやすいのが特徴で、個人の依頼者や中小企業からの案件が豊富にあります。

開発案件と同様に案件数が多く副業としてはじめやすいです。基本的なコーディングスキルがあれば挑戦できますので、エンジニア経験が浅い方が実績を積むために一時的に始めるのにも適しています。

報酬はサイトの規模や機能、デザインの有無によって大きく変動しますが、1件数万円から数十万円で募集している案件が多いようです。

エンジニアスクールの講師・メンター｜知識のアウトプット機会

自身の技術や経験を活かし、プログラミングを学びたい人へオンラインで教える講師業や個別指導も副業として可能です。

オンラインスクールでのライブ授業や、個別指導として相談や質問に答えるなど、働き方はさまざまです。開発業務とは異なり、技術や知識を教えるという観点で触れることができるため、新たな学びや刺激が得られます。

開発・製作案件に比べると応募数は少ない傾向にありますが、人に教えることやコミュニケーションに魅力を感じる方に向いています。

報酬は開発案件より低い傾向にあるため、「土日の空いた時間を有効活用する」というスタンスで始めるのがおすすめです。

エンジニア関連のWeb記事執筆・監修｜時間・場所の制約が少ない

プログラミング技術の解説記事や、技術トレンドに関するコラム、ITツールのレビューなど、Webメディアでの記事執筆や監修の需要があります。

リモートの開発案件よりも時間や場所を問われにくいのが最大の特徴です。自分の好きな時間に作業できるため、土日だけでなく、平日帰宅後に数時間だけ作業するようなやり方も可能です。自分の得意分野で執筆することで、専門家としてのブランディングにもつながります。

報酬は1記事単位や文字数単位で設定されることが多く、専門性の高さや記事の文字数によって変動します。文字数や専門性の高さにもよりますが、1記事5,000円から数万円出依頼を受けることが一般的です。

リモート開発案件と比べて、より柔軟なスケジュールで進められるため、スキマ時間を有効活用したい方におすすめです。

自作サイトやアプリの制作・収益化｜自由度が高く、将来性がある

自分でWebサービスやスマートフォンアプリを開発し、広告収入やアプリ内課金で収益化を目指す方法です。副業というよりも「サイドビジネス」に近い形態です。

自分のペースで進められるため、土日の空いた時間を使ってコツコツと開発できます。

収入は成果に応じるため、不安定さがデメリットです。結果が出ずにゼロが続くこともあれば、ヒットするようなアプリをリリースできれば、上記でご紹介した副業の報酬を超える額を継続的に得られる可能性もあります。

しかし、「作りたいアプリやサービスがある」という強い思いを持つ方が、技術的な検証や企業前の準備として始めるのには最適な方法と言えます。

エンジニアが土日のみの副業案件を探す方法

土日だけでできる副業の種類がわかったところで、次に気になるのは「どうやって土日稼働の案件を見つけるのか？」という点でしょう。

ここでは、エンジニアが効率的に副業案件を探すための主な方法を4つご紹介します。それぞれのメリット、デメリット、そして土日副業を探す際の具体的な活用法を理解し、あなたに合った最適な方法を選びましょう。

副業やフリーランス向けの案件エージェントを利用する

フリーランスや副業向けの案件エージェントは、専門のキャリアアドバイザーがあなたのスキルや希望に合った案件を紹介してくれる方法です。

土日のみの稼働や、週1～2日の稼働を前提とした案件を多く扱うエージェントが増えており、高単価の副業案件を探す上で最も有力な選択肢の一つです。

他の方法に比べて案件数が多く、選択肢も豊富にあるため、副業案件の探し方に目処が立っていない方は優先的に利用を検討してみても良いでしょう。

大きなデメリットを挙げると、フリーランス向け案件が中心になっており、土日のみの案件となると数が限られてしまうことです。

コンサルタントに「土日のみ稼働」「週のコミットは〇時間まで」といった条件を明確に伝え、案件を絞り込んでもらいましょう。「リモート可」「長期」の案件を探すことで、土日副業にフィットしやすくなります。

クラウドソーシング系のサイトを利用する

クラウドワークスやランサーズといった、個人と企業を直接つなぐプラットフォームを利用する方法です。

多種多様な案件が掲載されており、Web制作やテスト、簡単なシステム改修など、自分のスキルに合わせて自由に案件を選べます。手軽に副業を始めたい方や、まずは実績を積みたい方に向いています。

案件を発注している方は、個人や中小企業が多く、上記の案件エージェントに比べると報酬単価も低い傾向にあります。

また、単発の案件が多いため、継続的に副業を続けるためには自分で案件を探し続けなくてはならないデメリットも大きいでしょう。

タスク形式や小規模な制作案件を選べば、土日のまとまった時間で完了させやすいです。長期安定的な副業を目指す場合は、評価を積み重ねて継続案件を獲得することが重要です。

知人や元同僚から紹介してもらう

これまでの仕事でつながりのある元同僚や、友人・知人など人脈を通じて案件を紹介してもらう方法です。

信頼関係がベースにあるため、安心して仕事に取り組むことができます。また、お互いのスキルや事情を理解した上での参画になるため、ミスマッチが起こりにくい点も大きなメリットです。

案件エージェントのように仲介手数料がかからないため、好条件の案件に出会える可能性もあります。また、お互いにスキルや事情を知っているため、参画後のミスマッチが起こりにくい点もメリットです。

ただ、あくまでも人脈ありきの方法ですので、紹介してくれる人がいなければこの方法は実現できません。過去に一緒に働いた上司や同僚、エンジニアコミュニティなどに「週末の副業を探している」ことを自発的に声をかけ、情報を収集しましょう。

契約上のトラブルを防ぐため、口約束ではなく契約書を交わすことが大切です。

SNSやブログで自分のスキルを発信し案件を待つ

X（Twitter）やブログ、GitHubなどで自分のスキル、開発実績、専門性を発信し、仕事の依頼を待つ方法です。

自分の専門性をアピールすることで、特定の技術を求めるクライアントからの指名依頼につながります。長期的な視点で自分のブランドを確立し、理想的なクライアントと出会いたい方におすすめです。

日頃から技術的なアウトプット（ブログ記事、コードなど）を継続的に行いましょう。案件エージェントやクラウドソーシングを利用しつつ、並行して情報発信を行うことで、安定性とチャンスの両方を狙うスタンスがおすすめです。

SNS等の繋がりで仕事関係になった場合、ミスマッチが起こりにくく将来的にも長いお付き合いのビジネスパートナーになれる可能性がある一方で、契約関係でのトラブルが起きないかどうかお互い慎重に話を進める必要があります。

エンジニアの土日副業探しに最適なおすすめ案件サイト15選

ここまで、土日副業の種類や案件の探し方について解説しました。こちらでは、実際にエンジニアが副業案件を見つけるために最適なおすすめのサイトを具体的に15サービスご紹介します。

案件探しに役立つサイトは、主に以下の3種類に大別されます。まずは、あなたがどの方向性で案件を探したいかを決め、その種類のサイトの中から気になるものを2つほどに絞っていく方法をおすすめします。

サービス種類	特徴	土日副業での活用法
案件エージェント	専門のアドバイザーが条件に合った案件を紹介。 高単価案件が多い。	「週1〜2日」「土日のみ」等の条件を伝え、効率的に案件を獲得する。
クラウドソーシング	個人・企業と直接案件の受発注ができる。 単発・小規模案件が多く、実績を積みやすい。	手軽な案件で実績を積み、自分のペースで仕事を選びたい時に利用する。
スキルシェア	自分のスキルや知識を商品・サービスとして販売できる。 コンサルティングなどで稼ぐ。	開発だけでなく、アドバイスや相談など多様な方法で収益化する。

レバテックフリーランス｜20年以上の実績を持つエンジニア向け案件紹介エージェント

レバテックフリーランスは、主にフリーランスエンジニア向けの案件を扱うエージェントです。20年以上にわたるエンジニア分野での支援実績から、高単価で質の高い案件を豊富に保有しています。

会社員として働くエンジニアの副業利用にも対応しており、「〜週3日稼働」での検索や「副業案件特集」が組まれています。特に「高単価×副業」で土日の収益を最大化したいエンジニアには非常におすすめです。

リモート案件の比率も91%と高く、自宅など時間と場所を問わずに副業を始めやすい案件が多数掲載されています。

案件紹介だけでなく、キャリア相談や企業との条件交渉までサポートしてくれるため、副業初心者でも安心して高単価案件に挑戦できます。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	レバテックフリーランス
運営会社	株式会社レバテック
サービス種類	エージェント
公開案件数	113,445件
土日副業の探し方	〜週3日稼働/副業特集あり
公式サイト	https://freelance.levtech.jp/

ITプロパートナーズ｜週2稼働から可能！ベンチャーにも強い案件紹介エージェント

ITプロパートナーズは、IT起業家やフリーランスの自立を支援する案件紹介エージェントで、「週2日からの稼働が可能」な案件に強みを持っています。

土日副業を通じて効率的に収入を伸ばしたいエンジニアに最適。週に稼働できる日数で案件検索が可能なため、限られた時間での副業を探しやすいのが特徴です。

また、ベンチャー・スタートアップ企業の案件が多く、単なる収入アップだけでなく、最新トレンド技術に触れてエンジニアスキルを磨くための副業にも向いています。

案件はエンドクライアント直（エンド直）が多いため、余計な仲介マージンが少なく、高単価になりやすい傾向があります。

サービス概要
サービス名	ITプロパートナーズ
運営会社	株式会社Hajimari
サービス種類	エージェント
公開案件数	7,550件
土日副業の探し方	週稼働1日から検索可能
公式サイト	https://itpropartners.com/

エンジニアスタイル｜エンジニア案件をまとめて検索できるプラットフォーム

エンジニアスタイルは、複数の案件エージェントの情報を横断して検索できるアグリゲーション型の案件検索サイトです。

その掲載数は39万件以上（※2025年9月時点）と非常に多く、「まずはエンジニアの副業案件の相場を知りたい」という方におすすめです。

案件数が豊富なため、様々な職種や言語、フレームワークで検索しても十分な数の案件が見つかるのがメリット。ただし、「副業案件」や「土日のみ稼働」といった細かい条件での絞り込みが難しいため、まずはご自身のスキルやポジションで検索し、市場の相場感を掴む使い方をおすすめします。

また、気になるエージェントやアドバイザーを検索し、比較検討する用途でも活用できます。

サービス概要
サービス名	エンジニアスタイル
運営会社	ボスアーキテクト株式会社
サービス種類	アグリゲーション型の案件検索サイト
公開案件数	391,886件
土日副業の探し方	言語/職種/フレームワーク
公式サイト	https://engineer-style.jp/

Findy Freelance（ファインディフリーランス）｜ハイスキルなエンジニア向け案件紹介エージェント

Findy Freelance（ファインディフリーランス）は、スタートアップ企業に特化したエンジニア向け案件エージェントです。最新技術を活かしてキャリアを強化したいエンジニアに非常におすすめです。

案件の約9割がフルリモート可能で、在宅で柔軟に働きたい土日副業エンジニアに最適です。

さらに、週1日稼働から案件を検索できるため、会社員が副業として利用しやすい設計になっています。

Findy Freelanceの大きな特徴は、GitHub連携による独自のスキルスコア機能です。これにより、自分のスキルが市場でどの程度評価されるかを見える化し、経験や実績に見合った適正な報酬設定に繋がりやすいのが強みです。

技術理解のあるアドバイザーが条件交渉や参画後のフォローまで担当するため、安心して高単価案件に臨めます。

サービス概要
サービス名	Findy Freelance
運営会社	ファインディ株式会社
サービス種類	エージェント
公開案件数	710件
土日副業の探し方	週1稼働/休日稼働で検索可能
公式サイト	https://freelance.findy-code.io

ランサーズテックエージェント｜「ランサーズ」が運営する案件紹介エージェント

ランサーズテックエージェントは、大手クラウドソーシング「ランサーズ」が運営するエージェントで、安定した高収入を目指す土日副業エンジニアに特におすすめです。

利用者満足度が92%と高い満足度を達成しており、大手運営という点からも安心して利用しやすい案件エージェントです。

ITエンジニア領域の案件を豊富に抱えており、特に高単価案件と報酬アップの実績が多数。土日の限られた時間でも、あなたのスキルに見合った高い報酬を得やすいのが魅力です。

案件の85%がリモート案件であるため、場所を選ばずに柔軟に副業を進めたい方にピッタリです。

また、週1日稼働から案件を探せるため、副業から始めて徐々に稼働日数を増やしたい方も仕事を探しやすいでしょう。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	ランサーズテックエージェント
運営会社	株式会社ランサーズ
サービス種類	エージェント
公開案件数	13,836件
土日副業の探し方	週1稼働から検索可能
公式サイト	https://lancersagent.com/

Offers｜エンジニア向けの案件・転職先探しサイトでスカウト利用も可能

Offers（オファーズ）は、「登録してオファーを待つだけ」という手軽さが特徴のエンジニア向け案件・転職サイトです。

土日副業を探すエンジニアにとって嬉しいのが、フルリモート案件が80%、週3日稼働が可能な案件が51%と、少ない稼働日数で柔軟に働ける案件が豊富にある点。時給制や案件ごとの報酬設定など、さまざまな働き方に対応しています。

また、エンジニアの平均時給は5,000円以上と高水準で、効率的に収入をアップさせることが可能です。

自分で企業を探し回る必要がなく、プロフィールを充実させておけば、企業側からあなたにオファーが届くスカウトサービスを利用できます。「スカウトがあったら副業を考えてみる」というような気軽なスタンスで始めやすいのが特徴です。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	Offers（オファーズ）
運営会社	株式会社overflow
サービス種類	転職・案件検索サイト
公開案件数	3,683件 ※エンジニア求人数
土日副業の探し方	週1稼働から検索可能
公式サイト	https://offers.jp/

クラウドワークステック｜「クラウドワークス」運営のリモート案件が多い案件エージェント

クラウドワークステックは、クラウドソーシングの大手「クラウドワークス」が運営する案件紹介エージェントです。

案件の90%がリモートワーク案件であり、場所に縛られずに働きたいエンジニアにとって魅力的です。また、案件の継続率が90%と高いため、一度良い案件を獲得すれば、安定的に仕事を続けられる安心感があります。

ただし、案件を出している企業の平日対応が多いことから、土日のみの稼働となると案件が限られる可能性があります。

継続率の高さやリモートのしやすさなどから、将来的にフリーランス独立も視野に入れて副業を開始する方にとっては、第一歩を踏み出すためのサービスとして活用しやすいでしょう。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	クラウドワークステック
運営会社	株式会社クラウドワークス
サービス種類	エージェント
公開案件数	697件
土日副業の探し方	週1稼働から検索可能
公式サイト	https://crowdtech.jp/

Midworks｜フリーランスも視野に入れた方におすすめの案件紹介エージェント

Midworksは、副業からスタートして将来的には高収入のフリーランスエンジニアも目指したい方に検討してほしい案件紹介エージェントです。

利用者平均年収が840万円以上と非常に高水準で、高単価な本格案件が中心です。

Midworksの最大の特徴は、フリーランスエンジニアのための長期的なサポートに力を入れている点です。具体的には、案件紹介だけでなく、収入が途切れた際の保障や税申告等の勉強会など、独立後にも安心して仕事を続けやすいような福利厚生が整えられています。

土日のみの稼働では対応が難しい案件も多いため、副業探しというより、フリーランスになるための下準備や高単価案件の参考として利用する方が適しています。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	Midworks
運営会社	株式会社Branding Engineer
サービス種類	エージェント
公開案件数	12,288件
土日副業の探し方	単価30万円以上の本格案件が中心
公式サイト	https://mid-works.com/

ROSCA freelance｜マージン一律固定制が魅力のエージェント

ROSCA freelanceは、エージェント企業に入る仲介手数料を固定一律15万円に設定しているエンジニア向け案件紹介エージェントです。

通常、高額案件になるほどパーセンテージに応じて手数料が高くなりがちですが、固定制のため、高単価の案件を獲得するほど手元に残る報酬の割合が高くなる点が大きな魅力です。

ただし、手数料15万円を支払う案件となるため、どうしても単価数十万円以上の高単価案件が中心となり、土日のみの「軽い副業」では使いにくい側面もあります。

しかし、「分かりやすいマージンで安心して高単価案件を受けたい」と考えている方には最適です。

また、アドバイザーの教育を徹底しており、熟練のキャリアアドバイザーによる質の高い案件支援を受けられます。

サービス概要
サービス名	ROSCA freelance
運営会社	株式会社ROSCA
サービス種類	エージェント
公開案件数	2,041件
土日副業の探し方	本格案件が中心
公式サイト	https://rosca.jp/freelance/

ランサーズ｜クラウドソーシングの大手でスキルを「パッケージ出品」可能

ランサーズは、国内最大級のクラウドソーシングサイトで、自由度を取り入れながらもしっかり稼ぎたいと考えている方におすすめです。

公式サイトによると、開発案件の受注額が他のクラウドソーシングの2.5倍となっており、高単価の仕事を見つけやすい特徴があります。

350種類以上の多様な仕事が集まっており、初心者向けの単発案件も豊富なため、まずは小さな案件から実績を積みたい副業エンジニアにも最適です。

また、エンジニアの仕事の受け方として、自分のスキルや経験を希望価格で販売し、オファーを待つ「パッケージ出品」ができるのが大きな特徴です。

自分で「仕事を探す方法」と「待つ方法」の両方が取れるので、柔軟に副業案件を探すことができます。

※数字は公式サイトを参照

サービス概要
サービス名	ランサーズ
運営会社	ランサーズ株式会社
サービス種類	クラウドソーシング
公開案件数	19,264件
土日副業の探し方	システム開発やWeb製作などのカテゴリで検索
公式サイト	https://www.lancers.jp/

クラウドワークス｜大手クラウドソーシングでシステム開発の仕事が約1万件

クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサイトで、個人や企業と直接案件を受けることができます。

システム開発の仕事が約1万件あるだけでなく、アプリ開発やサイト制作の案件もあり、非常に豊富な仕事の中から副業の仕事を選ぶことができます。

単価はエージェント紹介に比べると低い傾向にありますが、それでも探せば数十万円の案件もあり、継続的に依頼を受けることも可能です。

クラウドソーシングは、エンジニアスキルにまだ自信がない方でも、まずは自分でできる範囲から始めることができやすいメリットもあります。

「受けたい時にだけ受ける」という自由度が高い使い方がしやすいので、空いた時間に副業をしておきたいと考えているエンジニアの方は登録を検討してみてください。

サービス概要
サービス名	クラウドワークス
運営会社	株式会社クラウドワークス
サービス種類	クラウドソーシング
公開案件数	388,494件
土日副業の探し方	システム開発やアプリ開発などのカテゴリで検索
公式サイト	https://crowdworks.jp/

Anycrew（エニィクルー）｜副業や業務委託に特化したマッチングサービス

Anycrew（エニィクルー）は、副業に特化したマッチングサービスで、土日のみなどの短時間稼働の仕事も探しやすいサービスです。

登録してプロフィールを入力しておくことでスカウト（オファー）が届くようになりますので、自分で仕事を探す手間を省いて副業案件にアクセスすることができます。

フリーランス向けのサービスだと土日のみ稼働の案件は限られがちですが、Anycrewでは副業をしている方もターゲットにしているため、週1日からの案件や副業可能な案件も多数掲載されています。

高単価な案件も多く、時給での募集も多いため、稼働時間に合わせて計画的に収入を得ていきたいエンジニアにもおすすめです。

サービス概要
サービス名	Anycrew
運営会社	エニィクルー株式会社
サービス種類	副業・業務委託向けマッチングサービス
公開案件数	約1,000件
土日副業の探し方	土日稼働OK/エンジニア副業案件特集あり
公式サイト	https://app.any-crew.com/

Workship（ワークシップ）｜週1稼働から検索可能な案件検索サイト

Workship（ワークシップ）は、フリーランスや副業向けの案件に特化した検索サイトで、「土日のみ稼働」「週1稼働」の条件の案件を見つけやすいのが魅力です。

企業担当者と直接やり取りができ、「気になる！」ボタンを押すだけでスムーズに面談や契約まで進められます。

特筆すべきは、サポート体制が充実している点。万が一の際の賠償責任保険やトラブル相談窓口、さらには報酬前払いサービスなどがあり、初めて副業に挑戦する方や、個人で働く上でのリスクを最小限に抑えたい方に大きな安心感を与えてくれます。

副業活動を安心してサポートしてくれる制度が整っているため、本業に影響が出ないか不安な方にもおすすめです。

サービス概要
サービス名	Workship（ワークシップ）
運営会社	株式会社GIG
サービス種類	案件検索サイト/マッチング
公開案件数	239件
土日副業の探し方	週1から検索可能
公式サイト	https://goworkship.com/

ココナラ｜自分のエンジニアスキルを販売できるスキルマーケット

ココナラは、自分のスキルや知識を「サービス」として出品できるスキルマーケットプレイスです。

システム開発関連の案件では、簡単なプログラミング作業やWebサイトの簡単な修正、キャリア相談といった、個人からの小規模な依頼が中心。そのため、長期間コミットする案件よりも、土日の空いた時間を使って単発でサッと終わらせられる仕事を見つけやすいのが魅力です。

大きなポイントは、公開されている案件に応募するだけでなく、自分から「〇〇の相談に乗ります」「簡単なプログラムを代行します」といったサービスを自由に設定・出品できることです。

単価は1件あたり数千円のものが多く、大きく稼ぐことは難しいですが、自分の得意なことを手軽に収益化したいエンジニアに最適です。

サービス概要
サービス名	ココナラ
運営会社	株式会社ココナラ
サービス種類	スキルシェア
公開案件数	22,317件 ※開発案件の出品数
土日副業の探し方	エンジニアスキルを出品
公式サイト	https://coconala.com

タイムチケット｜知識・経験を「時間単位」で販売できるスキルシェア

タイムチケットは、自分の「時間」と「知識・スキル」を売買できるマーケットプレイスです。土日副業として、プログラミングスキルや経験を時間単位で収益化したいエンジニアに最適なサービスです。

IT/プログラミングやWebサイト制作/Webデザインといったカテゴリーで、自分のスキルを活かしたコンサルティングやアドバイスの「チケット」を出品できます。

「あなたの転職相談に乗ります」「簡単なバグを30分で解決します」といったように、提供するサービス内容と時間を自由に設定できるのが大きな特徴です。

クライアントは個人事業主から学習者まで多岐にわたり、高額な長期案件を探すのではなく、土日の数時間を使ってピンポイントで人の役に立ち、報酬を得たいという働き方が可能です。

サービス概要
サービス名	タイムチケット
運営会社	株式会社タイムチケット
サービス種類	スキルシェア
公開案件数	818件 ※IT・プログラミング分野の出品数
土日副業の探し方	エンジニアスキルを出品/法人案件から検索
公式サイト	https://www.timeticket.jp/

エンジニアが土日に副業するメリット

土日に副業を始めることは、単に収入を増やすだけではありません。

エンジニアとしてのスキルアップや将来のキャリア形成にも大きく役立ちます。本業で得られない経験や人脈は、将来の選択肢を広げるための大きな財産となります。

ここでは、土日副業がエンジニアにもたらす具体的なメリットを5つご紹介します。

効率的に収入を増やし、金銭的な余裕が生まれる

最も直接的でわかりやすいメリットは、やはり収入が増えることです。

本業の給料だけでは難しかった貯金や、趣味や自己学習のための費用など、副業で得た収入を自由に使うことができます。

特にエンジニアは専門性が高いため、短時間でも高単価な案件を獲得しやすく、効率的に収入を増やせるのが大きな魅力です。

例えば、週末に数時間だけ稼働する案件でも、時給5,000円〜1万円という報酬が設定されていることも珍しくありません。これは、本業の残業や一般的なアルバイトに比べて遥かに効率的です。

副業で安定した収入源を確保することで、貯金や自己投資のための費用が増えるだけでなく、金銭的な不安が減り、本業でもよりチャレンジングな仕事に挑戦しやすくなるなど、精神的な余裕も生まれます。

リモートワークで柔軟な働き方ができる

現代のエンジニア副業の多くは、リモートワークが可能です。

クライアントとのやり取りもオンラインでおこなえるため、わざわざオフィスに行く必要がありません。

これにより、自宅や好きな場所で、自分のペースで仕事を進めることができます。通勤時間を気にすることなく、土曜日の朝から集中して作業したり、日曜日の午後に少しだけ時間を取ったりと、柔軟な働き方ができるのは大きなメリットです。

また、リモートワークが前提のため、住んでいる地域に関係なく、全国各地の案件に挑戦できます。リモートが活発的だからこそ、地方に住んでいても首都圏の高単価な案件を獲得できるチャンスが広がるでしょう。

エンジニアとしての幅広い経験とスキルを習得できる

本業では関われる技術やプロジェクトが限定されがちです。しかし副業では、これまで経験したことのない新しい技術や開発手法に積極的に挑戦できます。

例えば、本業がWeb開発でも副業でモバイルアプリ開発に挑戦したり、全く異なる業界のシステム開発に携わったりすることで、エンジニアとしてのスキルセットを広げることができます。

幅広い分野でのエンジニア経験があることは、将来のキャリアプランを考える上で大きな強みとなるでしょう。

新しい技術を習得し、それを実績としてポートフォリオに加えることで、本業でのキャリアアップや、さらに高単価な副業案件を獲得するための大きな武器になります。

会社以外の人脈が広がり、視野が拡大する

副業を通じて、本業では出会えないさまざまな人とつながることができます。

フリーランスのエンジニア仲間や、異業種のクライアント、新しい技術コミュニティのメンバーなど、人脈が広がることで、新しい仕事のチャンスや有益な情報交換の機会が生まれます。

会社とは異なる視点を持つ人々と交流することで、自分自身の視野が広がり、新しいアイデアや働き方を発見するきっかけにもなります。

これらの人脈は、将来的に独立を考える際の大きな財産にもなるでしょう。

将来的な独立に向けた準備ができる

副業は、将来的にフリーランスとして独立するための良い予行演習になります。

副業を通じて、案件の探し方やクライアントとの交渉術、自己管理能力、確定申告などの経理知識など、独立に必要な実践的なスキルを少しずつ身につけることができます。

また、副業で安定した収入が得られるようになれば、いきなり独立するのではなく、リスクを抑えながらステップアップしていくことができるのは、エンジニアにとって大きなメリットです。

副業が軌道に乗って本業の収入を超えた時点で独立を本格的に検討するなど、計画的なキャリアチェンジが可能になります。

エンジニアが土日に副業するデメリット

土日副業は魅力的なメリットが多い一方で、無視できないデメリットも存在します。

ここでは、エンジニアが土日副業を始める前に知っておくべき2つの大きなデメリットを解説します。

自由に使える時間が大幅に減る

土日副業の最も大きなデメリットは、自由に使える時間が大幅に減ることです。平日の仕事で疲れた体を休める週末が、副業の作業時間に充てられることになります。

週末も働くことにより、家族や友人との時間、趣味や自己啓発に充てる時間、そして何よりも体を休める時間が削られてしまいます。

特に、副業に慣れていないうちは、時間管理がうまくいかず、想定以上に時間がかかってしまうことも少なくありません。

納期に追われて週末がすべて仕事で終わる状況が続くと、精神的・肉体的な疲労が蓄積し、バーンアウト（燃え尽き症候群）に繋がるリスクがあります。

副業を始める際は、収入だけでなく、「失う時間」があることも理解し、無理のない稼働計画を立てることが重要です。

本業に支障が出るリスクとコンプライアンスの問題

副業に熱中するあまり、本業がおろそかになってしまうリスクも無視できません。

週末にまとまった時間働くことで、平日の業務に集中できなくなったり、体調を崩してしまったりする可能性があります。

また、副業で得た知識や経験が、本業の会社にとって競合にあたる場合、情報漏洩やコンプライアンス違反といった問題に発展するリスクもゼロではありません。

さらに、副業で実績を上げると、「自分はもっとできるはず」と本業に不満を持つようになり、モチベーションの低下につながることもあります。

副業はあくまで「副」であり、まずは本業で成果を出すことが大前提です。副業を始める前に、会社の就業規則を必ず確認し、本業に悪影響を及ぼさないよう、仕事の進め方や時間管理を徹底することが求められます。

副業しているエンジニアの割合や土日副業時の収入目安

ここまでエンジニアの土日副業について解説してきましたが、実際にどれくらいのエンジニアが副業をしていて、どれくらいの収入を得ているのでしょうか。

レバテックフリーランスの調査データを参考に、具体的な数字を見ていきましょう。

参考：副業している人の割合は？IT人材における副業の実態調査【最新版】｜レバテックフリーランス

副業経験のあるIT人材は14.3％

引用：レバテックフリーランス

レバテックフリーランスの調査（2024年）によると、「IT人材の副業経験者」は全体の14.3％でした。この数字は、副業をしているエンジニアがまだまだ少数派であることを示しています。

一方で、「副業に興味がある」と関心を持つ人が45％もおり、多くのIT人材が副業を検討したことがあることが分かります。

近年は、物価高騰の影響や、案件エージェント・クラウドソーシングといったサービスが活発化していることから、今後も副業需要は高まると考えられます。

また、本記事でご紹介している、案件エージェントやクラウドソーシングなどのサービスが活発化していること、働き方が多様化していること、なども考慮すると、今後も副業需要は高まると考えられます。

副業エンジニアの月収は「1万円〜5万円未満」が最多

引用：レバテックフリーランス

副業エンジニアが月に得る収入は、「1万円～5万円未満」が最も多く38.1%を占めていました。次いで「5万円～10万円未満」が22.0%、「1万円未満」が15.2%となっています。

このデータから、副業でいきなり大きな収入を得る人は少数であり、最初は月数万円程度の収入からスタートする人が多いことがわかります。

ただし、これはあくまで平均的な数字であり、案件の難易度や個人のスキルによって報酬は大きく変動します。

報酬体系としては、「時間単価」「月額固定」「成果報酬」など、様々な形態があります。

報酬体系	特徴	土日副業での向き・不向き
時間単価	稼働した時間に応じて報酬が支払われる（時給制）。	稼働時間が明確な土日副業と相性が良い。
月額固定	月単位で契約し、一定の作業量や成果物に対して報酬が支払われる。	安定した収入になりやすいが、作業量が多いと土日だけでは難しい場合がある。
成果報酬	開発したシステムやWebサイトの完成時などに一括で報酬が支払われる。	納期までの自己管理能力が求められるが、短期間で高単価を狙える場合がある。

土日副業で高単価を狙うのであれば、時給制（時間単価）や月額固定の案件など、ご自身のスキルを活かせる報酬体系を選ぶことが重要です。

エンジニアが土日副業で高収入を稼ぐための3つのポイント

土日の限られた時間で副業の収入を最大化するには、戦略的なアプローチが必要です。ここでは、エンジニアが効率的に稼ぐための具体的なポイントを解説します。

自身のスキルに対する案件の相場を正確に把握する

副業で高収入を得るためには、自分のスキルが市場でどれくらいの価値があるのか、案件の相場を正確に把握しておくことが不可欠です。

相場を知らずに低単価の案件ばかりを受けてしまうと、時間を無駄にしてしまい、せっかくの副業が疲労につながってしまいます。

クラウドソーシングサイトやエージェントの公開情報、副業エンジニアのコミュニティなどをチェックし、相場観を養いましょう。

例えば、Webサイトのコーディング案件一つとっても、使用する技術や求められる難易度によって報酬は大きく異なります。

自分のスキルに見合った適正な報酬の案件を選ぶことで、効率的に稼働時間を収益化できます。

経歴やスキルを明確にアピールできるようにする

クライアントは、あなたのスキルや実績をポートフォリオや職務経歴書で判断します。特に土日のみの副業では、限られた時間で成果を出す即戦力となる人材を求めているため、自分の強みを明確にアピールできるように準備しておくことが重要です。

これまでの開発経験や使用した技術や担当した役割などがあれば、ポートフォリオに具体的にまとめましょう。個人開発のサイトやアプリがあれば、それもポートフォリオに加えることで、あなたの技術力を視覚的に示すことができます。

また、「何でもできます」と漠然とアピールするのではなく、「Pythonを使ったWebスクレイピングが得意です」のように、特定の分野に特化していることをアピールすることで、その分野の専門家としてクライアントからの信頼を得やすくなります。

特に土日のみの副業では、限られた時間で成果を出す必要があるため、クライアントは即戦力となる人材を求めています。

あなたのスキルがすぐにでも役立つことを、説得力を持ってアピールできるように準備しましょう。

同じクライアントから継続的に案件を受注する

副業で安定して高収入を稼ぐためには、新規案件を探す手間を減らし、同じクライアントから継続的に案件を受注することが最も効率的です。

一度信頼関係を築けば、クライアントは新しいプロジェクトを依頼する際に、あなたを第一候補として考えてくれる可能性が高くなります。

報連相をこまめにおこない期待以上の成果を出すことで、クライアントとの信頼関係を深めましょう。

また、依頼された作業をこなすだけでなく、「この部分を改善するともっと良くなります」といったプラスアルファの提案をすることで、あなたの価値をアピールできることもあります。

継続案件は、単発の案件よりも単価が高くなる傾向があり、案件を探す時間や手間が省けるため、結果として副業全体の収入アップにつながります。

まずは一つの案件を誠実にこなし、クライアントとの長期的な関係構築を目指しましょう。

エンジニアが土日副業を始める前に必ず確認すべきこと

ここからは、エンジニアが土日に副業を始める前に必ず確認し、準備しておくべき重要なポイントを解説します。

これらの点を怠ると、本業や法的なトラブルに発展する可能性があるので、事前にしっかりと準備しておきましょう。

所属する会社で副業の制約がないか確認する

副業を始める前に、まず所属している会社の就業規則を必ず確認してください。副業を許可している会社、原則禁止している会社、許可制にしている会社など、企業によってルールはさまざまです。

特に確認すべき点は次の2つです。

もし副業が禁止されているにもかかわらず無断で行った場合、就業規則違反となり、懲戒処分の対象となるリスクがあります。

また、副業が許可されていても、会社の競合となる事業での副業や、会社の機密情報を漏洩するような行為は禁止されているのが一般的です。法的な責任を問われる可能性もあるため、特に注意が必要です。

リスクを避けるためにも、事前に会社に相談し、許可を得ておくことが最も安全な方法です。

副業の目的を明確にし、本業とのバランスを意識する

副業は単なる収入源にとどまらず、スキルアップやキャリア形成の大きな機会となります。そのため、「なぜ副業をしたいのか」という目的を明確にしておくことが非常に重要です。

エンジニアが副業をする目的として、「収入を増やしたい」「新しいスキルを身につけたい」「将来の独立準備をしたい」というような理由があると考えられます。

「収入を増やしたい」というケースでも、「なぜ増やしたいのか？」「いつまでにいくら増やしたいのか？」などを具体的に決めておくと良いでしょう。

目的がはっきりしていれば、案件選びの基準が明確になり、副業を続けるモチベーションも保ちやすくなります。

また、「収入を増やす」目的の場合、副業よりも転職を成功させた方が中長期的に収入が上がるケースも多いため、漠然と始めるのではなく、キャリア全体を見据えて検討することをおすすめします。

副業開始後の生活リズムと稼働スケジュールを具体的にイメージする

副業を始めると、土日や休日の過ごし方が大きく変わります。副業開始後の生活リズムを具体的にイメージしておくことで、本業やプライベートに支障をきたすのを防ぐことができます。

副業をする上で特に大切なのが稼働時間の確保です。「土曜日の午前中に4時間、日曜日の午後に3時間」のように、副業に充てる時間をあらかじめ具体的に決めておくと良いでしょう。

また、休息との両立も忘れずにイメージしておきましょう。趣味や休息の時間も確保し、無理のない範囲で副業に取り組むことが、長続きの秘訣です。

無理なスケジュールは、心身の疲労につながり、本業にも悪影響を及ぼす可能性があります。

納期に追われて焦らないよう、バッファ（予備時間）を設けたスケジュールを組むことも大切です。

一定の所得を超えると確定申告が必要になる

副業で得た所得は「雑所得」「事業所得」などに分類され、年間で20万円を超える場合、自分で確定申告をする必要があります。確定申告を怠ると、追徴課税などのペナルティが課されるため注意が必要です。

所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額です。副業のために購入したPCやソフトウェア、書籍代などは経費として認められます。日々の出費を記録しておき、確定申告に備えましょう。

確定申告はe-Taxを使えば自宅からでも手続きが可能ですが、初めての方は税理士に相談したり、オンラインの会計サービスを利用したりするのも一つの手です。

副業で得た収入が増えれば増えるほど、確定申告の必要性も高まることを覚えておきましょう。

エンジニア未経験でも土日副業できる？月収5万円の目指し方

ここまでの解説で、「土日副業は経験者向けなのでは？」と感じた方もいるかもしれません。

しかし、ご安心ください。エンジニア未経験からでも、土日副業で月5万円の収入を目指すことは十分に可能です。

ここでは、未経験者が挑戦しやすい案件や、具体的な学習・営業方法について解説します。

未経験者が挑戦しやすい副業案件の種類

結論から言うと、エンジニア未経験でも副業案件を見つけることは可能です。

企業や個人事業主が求めているのは、必ずしも高度なシステム開発スキルだけではないからです。

ただし、いきなり高単価の案件を獲得するのは難しいのが実情です。まずは報酬よりも経験を重視し、実績を積むことを目標にしましょう。

エンジニア未経験者が挑戦しやすい副業案件には、主に以下のようなものがあります。

案件の種類	求められるスキル・概要	案件が見つけやすい場所
Webサイト製作 （コーディング）	HTML、CSS、JavaScriptの基本知識。 デザイン済みのデータをもとにコーディングのみを行う案件も多い。	クラウドソーシングサイト
WordPressのカスタマイズ	既存サイトのテーマ修正、プラグインの導入・設定など。 CMS（コンテンツ管理システム）の基本的な扱い方。	クラウドソーシングサイト
Webメディアの技術記事執筆	プログラミング学習の体験談、ITツールのレビューなど。 専門知識よりも分かりやすい文章構成力。	クラウドソーシングサイト 一部の専門エージェント

Webサイト制作（コーディング）はHTML、CSS、JavaScriptといった基本的な言語の知識があれば挑戦できます。

特に、デザイナーが作成したデザイン済みのPSDファイル（Photoshopのデータ）などをもとに、コーディングだけを行う案件も多く存在します。デザインスキルがなくても始めやすいため、未経験者に比較的おすすめです。

世界中のWebサイトの約40%を構築するWordPressのカスタマイズは、既存サイトのカスタマイズや簡単なテーマ・プラグインの修正など、専門的な知識がなくても対応できる案件が豊富にあります。

自身のプログラミング学習の体験談や、初心者向けのITツールのレビューなど、学習過程を活かすWebメディアの技術記事執筆では、専門的な技術知識がなくても、分かりやすく文章をまとめる力があれば十分挑戦できます。

これらの案件は、比較的学習コストが低く、エンジニア向けの案件エージェントよりもクラウドソーシングサイトの方が数多く見つけやすいでしょう。

未経験から月5万円の副業収入を目指す具体的なステップ

エンジニア未経験から副業で月5万円を稼ぐには、以下のステップで着実に実績を積み重ねるのがおすすめです。

未経験からでも副業案件は受けられますが、最低限の知識は必要とされます。

まずは、HTML、CSS、JavaScriptといったWeb制作の基礎をしっかりと学びましょう。「Progate」や「ドットインストール」などのオンライン学習サイトを活用すれば、数ヶ月で基本的なスキルが身につきます。

習得したスキルを使って、自分だけのWebサイトや簡単なアプリを作成してみるのもおすすめです。ポートフォリオは、あなたのスキルを証明する最も重要なツールになります。

スキル習得後は、クラウドワークスやランサーズに登録し、プロフィールを充実させましょう。ポートフォリオのURLを記載し、あなたのスキルや強みを具体的にアピールすることが大切です。

最初は単価が低くても、クライアントからの評価がもらえる案件に積極的に応募しましょう。一つ一つ丁寧に仕事をこなし、良い評価を積み重ねることで、次の仕事が獲得しやすくなります。

一度仕事を終えたクライアントには、「もしまた何かあればお声がけください」と伝えておくなど、継続案件につながるよう工夫しましょう。同じクライアントからの案件は、新規案件を探す手間が省けるため、効率的に収入を増やすことができます。

焦らず、小さな成功体験を積み重ねることが、未経験から月5万円を目指す上での最も重要なポイントです。

まとめ｜土日副業でキャリアと収入を豊かにする一歩を踏み出そう

本記事では、エンジニアの土日副業に関するメリット・デメリット、案件サイトの選び方、具体的な稼ぎ方までを解説してきました。

土日の副業は、単に収入を増やすだけでなく、エンジニアとしてのスキルアップや人脈拡大、そして将来的な独立準備にもつながる、非常に有効な手段です。

Web制作やシステム開発、スクール講師、技術記事の執筆など、あなたのスキルやライフスタイルに合わせて多様な働き方を選ぶことができます。

あなたのスキルや目的に合わせて、以下のような働き方を検討してみましょう。

その一方で、プライベートな時間が減ったり、本業に支障をきたしたりするリスクも存在します。副業を成功させるためには、以下の点を必ず守りましょう。

副業を始める際には、「なぜ副業をするのか」という目的（収入、スキルアップなど）を明確にしておくことが大切です。案件選びの基準にもなります。

そのうえで、会社の就業規則で副業に関するルールを必ず確認し、無用なトラブルを避ける準備もしておきましょう。

また、副業はあくまで「副」ですので、本業とのバランスを意識し、休息時間や家族との時間、趣味の時間などプライベートの時間もしっかり確保し、無理のない範囲で継続することが、最も重要な成功の鍵です。

「副業は経験者向け」と思われがちですが、HTMLやCSSといった基本的なスキルがあれば、未経験からでも月5万円程度の収入を目指すことは十分に可能です。低単価の案件から始めて着実に実績を積み重ねることで、少しずつ収入を増やしていくことができます。

この記事を参考に、あなたのスキルを最大限に活かし、自分らしい働き方を見つけてください。土日の副業が、あなたのエンジニアとしてのキャリアをさらに豊かなものにしてくれることを願っています。