Direct type(ダイレクトタイプ)は、IT・Webエンジニア専門のスカウト型転職サービスです。
この記事では、実際の利用者からの口コミ・評判をもとに、利用するメリット・デメリットから、他のスカウトサービスとの違い、年収アップを実現するための賢い活用法まで網羅的に解説します。
Direct typeが自身のキャリアプランに適したサービスかどうかを、客観的な情報に基づいて判断できるようになります。
Direct type(ダイレクトタイプ)は効率的なキャリアアップを目指すITエンジニアにおすすめ
大手から成長ベンチャーまで質の高い企業から直接スカウトが届き、「面接確約スカウト」機能を使えば、書類選考を省略して効率的に選考を進めることも可能です。これらの機能はすべて無料で利用できます。
一方で、「首都圏以外の求人が少ない」「求人数は大手に劣る」といった注意点もあります。また、スカウトが中心のため、専任担当者による書類添削や面接対策といった手厚いサポートはありません。
最大限に活用するために、Direct typeにしかない求人からのスカウトを待ちつつ、他の大手サービスを併用して、転職活動の可能性を広げることがおすすめです。
Direct type(ダイレクトタイプ)の悪い評判・デメリット5選
Direct type(ダイレクトタイプ)は多くのメリットがある一方で、利用する前に知っておきたい注意点も存在します。どのようなサービスにも完璧はなく、登録後のミスマッチを防ぐためには、ネガティブな評判も客観的に把握することが重要です。
利用者から寄せられた主なデメリットは、以下の5つです。
ここでは、これらのデメリットを一つずつ詳しく解説します。
デメリット①:首都圏以外の地方求人が少ない
IT企業の多くが東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県に本社や開発拠点を構えているため、Direct typeの求人も同様の傾向が見られます。
実際に利用者からは、地方の求人が少ないという声が複数寄せられています。
男性・40代Direct typeを利用していましたが、求人数が多くてもほとんどが東京だったので、東京以外で探していた自分には選択肢が限られてしまいました。



首都圏や関西圏などの大都市圏に求人が集中している印象を受けました。



特に大きな不満はありませんが、欲を言えば、もう少し求人の種類が豊富だと嬉しいです。特に、地方の求人情報が少ないと感じました。
これらの口コミが示す通り、地方での転職活動を主軸に置く場合、Direct typeだけでは十分な求人を見つけることが難しいかもしれません。
実際に求人数を検索してみると、全体の公開求人数が1,169件なのに対して東京23区内での求人が1,052件(※2025年11月時点)と大半を締めます。
そのため、首都圏以外での勤務を希望する場合には、「リクルートエージェントIT」などの全国の求人を幅広く扱う大手総合型の転職サービスと併用することをおすすめします。
デメリット②:希望と異なるスカウトが届くことがある
Direct type(ダイレクトタイプ)では、登録した希望条件と異なる内容のスカウトが届くことがあります。これは、企業が送るスカウトの一部にテンプレート的な内容が含まれる場合があるためです。
また、自身のプロフィール情報が不足していると、企業側がスキルや経験を正確に判断できず、ミスマッチなスカウトに繋がる可能性もあります。
実際に、利用者からは希望と合わないスカウトが届いたという口コミが多いです。



スカウトサービスはどの転職サイトにもあります。サイトによっては、そのスカウト企業があまり有名でなかったり、希望内容とずれていたりすることが多々です。このサイトも似たような感じだったので、そこが残念な点です。



スカウトの中にはテンプレ感の強いものや、希望条件に全然合ってないものも混じっていました。



全体的に数は多いですが、希望条件とピッタリ合う求人は意外と少なかった印象です。ただ、スカウト経由で思わぬ良案件に出会えたのはよかったです。



スカウトも来ますが、私の希望に合う企業からはまだきていません。スカウトは選考に有利になると思うので、もっと自分の希望の企業から声をかけてほしいです。
スカウトの質は、登録するプロフィール情報の充実度に大きく影響されます。経験したプロジェクトやスキルを具体的に記述することで、経歴に強く関心を持った企業から、質の高いスカウトを受け取りやすくなります。
実際に職務履歴書の未入力部分が多いと、以下のような表示がされます。
引用:Direct type
デメリット③:求人数は大手総合型に比べると少なめ
Direct type(ダイレクトタイプ)は、大手総合型の転職サイトと比較すると、全体の求人数が少ない点がデメリットとして挙げられます。
Direct typeはIT・Webエンジニア向けの求人に特化しているため、全職種を扱うサイトと比べると、掲載されている求人の総数は限定されます。特に、中小企業の求人はまだ多くないという声が見られます。
利用者からも、求人数の少なさに関する口コミが寄せられています。



登録企業の幅がもう少し広いといいかなと感じました。有名企業は多く登録しているようなのですが、中小企業がまだまだ少ないのではないかと思いました。



ITエンジニアの転職に特化したサービスですが、求人数は他の転職サービスと比べると少ないと感じました。
実際に、主要なITエンジニア向けスカウトサービスのITエンジニア向けの公開求人数を比較すると、その差は明確です。
| サービス名 | 公開求人数 |
|---|---|
| ビズリーチIT | 142,623件 |
| レバテックダイレクト | 7,706件 |
| Direct type | 1,169件 |
※エンジニア職の求人数を抽出
求人数で見ればハイクラス向けのビズリーチITの下位互換感が否めないのも事実です。しかし、Direct typeでしか出会えない求人もあるため、他の大手サービスと併用するのが最も賢い使い方と言えるでしょう。
デメリット④:希望条件によってはマッチするまでに時間がかかる
Direct type(ダイレクトタイプ)では、希望する条件によっては、マッチする求人が見つかるまでに時間がかかる場合があります。
非常に専門性の高いスキルや、特殊なキャリアパスを求めている場合、市場に存在する求人数自体が限られるためです。自身のスキルと企業の需要が合致しないと、スカウトを受ける機会が少なくなってしまいます。
実際に、利用者からは希望の転職先が見つかるまで時間がかかったという声も寄せられています。



ダイレクトタイプを利用していましたが、なかなか希望に合う条件の転職先が見つからず、時間がかかると思います。
このような状況を避けるためには、転職先に求める条件に優先順位をつけることが有効です。
「絶対に譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を整理し、少し視野を広げてスカウトを待つことで、思いがけない優良企業と出会える可能性が高まります。
デメリット⑤:一部機能の使いにくさや、企業からの返信がない場合がある
Direct type(ダイレクトタイプ)では、一部の機能の使いにくさや、企業からの返信がない場合があるという声が聞かれます。
機能の操作性は個人の感覚にもよりますが、すべての利用者が直感的に使えるわけではないようです。また、スカウトに返信しても企業から反応がないケースは、企業側の採用状況や担当者の都合といった、サービス外の要因も影響します。
実際に、利用者からは以下のような口コミが寄せられています。



悪かった点は、一部機能の使いにくさが挙げられます。特に特定の操作が複雑で、ユーザビリティに課題があると感じました。



企業によっては返信が来ないこともあって、ややモヤモヤしました。
これらの口コミから、すべての企業が迅速に対応するとは限らないことがわかります。
Direct type(ダイレクトタイプ)の良い評判・メリット5選
Direct type(ダイレクトタイプ)の注意点を解説しましたが、もちろんそれを上回る多くのメリットが存在します。デメリットとメリットを両方知ることで、サービスを客観的に評価できます。
利用者からは、特に以下の5つの点で高い評価を得ています。
ここからは、これらのメリットについて、実際の口コミを交えながら一つずつ詳しく見ていきましょう。
メリット①:大手・有名企業の質の高いスカウトが届く
これは、運営会社が『type』ブランドで長年培ってきた企業との太いパイプがあるためです。他では公開されていない、好条件の求人に出会える可能性があります。
実際に、有名企業からのスカウトや年収アップを評価する声が寄せられています。



有名企業の登録が多い点が最も良かった点です。転職サイト自体はたくさんありますが、やはり中堅クラスの企業が多いサイトが大半でした。ですが、この転職サイトであれば業界を代表する企業もあるので安心です。



大手の転職エージェントに比べると求人数は少ない印象でしたが、質が高い求人が多く、自分のスキルや希望にマッチした企業を見つけることができました。(転職前:550万円 転職後:650万円)
このように、質の高いスカウトを通じて、キャリアアップと年収向上を同時に実現できる可能性が高い点は、Direct typeの強みです。
メリット②:「待つだけ」で効率的に優良企業と出会える
Direct typeは、プロフィールを登録して待つだけで、効率的に企業との接点を作れるサービスです。
現職が忙しいエンジニアにとって、自ら求人を探し続ける時間は大きな負担になります。Direct typeでは、その手間を省き、自身のスキルに興味を持った企業からのアプローチを待つことができます。
利用者からも、その効率性を評価する口コミが多く見られます。



最初は期待していなかったのですが、使ってみると、意外とスカウトが多くて驚きました。空いた時間にサイトをチェックするだけで、効率的に転職活動ができそうです。



自分から動かなくても企業側から声がかかる点はやっぱり便利でした。プロフィールを丁寧に書いておけば、それなりに質の良いスカウトも届きます。



スカウトサービスのリアクションも登録後すぐにアクションが来るので、登録者側は活用しやすいものです。
時間をかけずに転職活動を進められる点は、多忙なエンジニアにとって大きなメリットと言えます。
メリット③:公式サイトやアプリが直感的で使いやすい
公式サイトやアプリが直感的で使いやすいことも、Direct typeのメリットの一つです。
UI/UX(デザインや操作性)が優れているため、求人検索や企業とのやり取りがストレスなく行えます。特にスマホアプリは、通勤時間のような隙間時間を有効に活用した転職活動を可能にします。
実際の利用者からも、使いやすさを評価する声が多数あります。



IT業界に特化されていながらも求人数が多かったですし、アプリで管理もしやすかったのでその点は良かったです。



エンジニア関連の転職サイトは色々見てきたが、サイト内が見やすく企業検索もしやすい構成になっていました。



エンジニア関連の転職サイトは色々見てきたが、サイト内が見やすく企業検索もしやすい構成になっていました。



「Direct type」を使って、業務がよりシンプルで効率的になりました。リアルタイムな情報共有と直感的なインターフェースが、作業のストレスを軽減し、チーム全体のコミュニケーションも円滑になりました。



自分で検索したい条件を追加できるので、他のアプリと比べて使いやすいと感じました。
サービスの使いやすさは、転職活動を継続する上で重要な要素です。
メリット④:登録や職務経歴書の作成が簡単で始めやすい
特に職務経歴書の作成は、転職活動においてハードルの一つですが、Direct typeではフォーマットに沿って入力するだけで応募書類が完成します。
【テンプレ機能】
引用:Direct type
書類作成に慣れていない人でも、テンプレなどを利用してスムーズに準備を進めることができます。
利用者からも、その手軽さを評価する声が届いています。



ネットで簡単に登録できるので気軽でよかったかなと思います。職務経歴書などの書類も簡単に作成できました。
この手軽さが、転職活動への第一歩を踏み出すハードルを下げています。
メリット⑤:キャリアアドバイザーのサポートが的確で心強い
スカウトサービスは基本的に自主的な活動が中心ですが、Direct typeでは履歴書添削や面接対策といった、転職エージェントのようなサポートも提供されます。IT業界に精通したアドバイザーからの専門的な助言は、転職成功の大きな助けになります。
利用者からは、サポートの手厚さを評価する声が多数寄せられています。



キャリアアドバイザーによる転職活動のサポートが充実していました。履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など、さまざまなサポートを受けることができ、安心して転職活動を進められました。



キャリアアドバイザーのサポートも丁寧で、安心して利用できました。



キャリアアドバイザーの質が高く、相談しやすかったのも大きいです。業界知識がしっかりしていて、こちらの希望やキャリアの方向性もちゃんと汲み取ってくれました。
自主的に活動しつつも、専門家によるサポートを受けられる安心感は、Direct typeならではの強みです。
Direct type(ダイレクトタイプ)とは?サービスの特徴を3つに分けて解説


| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | Direct type(ダイレクトタイプ) |
| 運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
| タイプ | IT特化型 |
| 求人の閲覧 | 可能 |
| エージェント機能 | なし |
| スカウト機能の有無 | あり |
| 対応地域 | 首都圏が中心 |
| 料金 | 完全無料 |
| 公式サイト | https://directtype.jp/ |
Direct type(ダイレクトタイプ)は、転職サイト「type」を運営する株式会社キャリアデザインセンターが提供する、IT・Webエンジニア専門のスカウト型転職サービスです。
Direct typeには、ITエンジニアの転職を成功に導くための、さらに具体的な3つの特徴があります。
これらの特徴について、一つずつ詳しく解説します。
特徴①:IT・Webエンジニアに特化した質の高い求人
Direct type(ダイレクトタイプ)は、IT・Webエンジニアの求人のみに特化している点が大きな特徴です。総合型の転職サイトと異なり、営業職や企画職といった他の職種の求人は一切含まれていません。
特筆すべきは、エンジニアの視点で作られた詳細な検索機能です。
引用:Direct type
例えば、「Go言語でのバックエンド開発」「AWS環境でのSRE経験」「アジャイル開発文化のあるフルリモート企業」のような、専門スキルや希望の働き方に合致する企業を効率的に見つけることができます。
特徴②:「面接確約スカウト」で待つだけで効率的に選考が進む
Direct type(ダイレクトタイプ)のサービスの核となるのが、「面接確約スカウト」機能です。
面接確約スカウトは、経歴に強く興味を持った企業から送られる特別なスカウトを指します。このスカウトを受け取った場合、応募すれば書類選考なしで面接に進むことが約束されています。
企業側の「ぜひ一度会いたい」という高い熱意の表れであるため、精度の高いマッチングも期待できます。
通常の応募では不合格の可能性もある書類選考を省略できるため、転職活動を大幅に効率化できます。企業によっては、選考の前にカジュアル面談を提案されることもあります。
特徴③:typeブランドの信頼性と豊富な取引実績
Direct type(ダイレクトタイプ)は、運営母体の実績により、信頼性の高い転職活動ができます。
運営会社は、20年以上にわたりエンジニアの転職を支援してきた「type」と同じ、株式会社キャリアデザインセンターです。長年の運営で培われたIT企業との強固な関係性は、サービスの安心感に繋がっています。
実際に、大手外資系企業から国内の有名企業まで、幅広い優良企業がDirect typeを利用しています。
- Allied Telesis
- Asoview!
- aws
- Book-OFF Group
- GLOBIS
- IBM
- KONAMI
- TOKYO ELECTRON
このような豊富な取引実績が、質の高いスカウトの基盤となっています。
Direct type(ダイレクトタイプ)の利用が向いている人・向いていない人
ここまで解説してきた評判や特徴を踏まえると、Direct type(ダイレクトタイプ)が自身の転職活動に適しているかどうかが明確になってきたかと思います。
サービス選びのミスマッチを防ぐためにも、ここで改めて「向いている人」と「向いていない人」の特徴を整理します。
【向いている人】経験とスキルを武器に、効率よくキャリアアップしたいエンジニア
Direct type(ダイレクトタイプ)は、これまでの経験を活かしてステップアップを目指す、実務経験のあるエンジニアに最適です。
- 20〜30代で、3年以上の実務経験があるITエンジニア
- 現年収が400万円〜800万円台で、さらなる年収アップを目指している方
- 現職が多忙で、転職活動に時間をかけられない方
- 自ら応募するよりも、企業からのオファーを待ちたい方
「待つだけ」で効率的に情報収集できるため、忙しいエンジニアにとって強力なツールとなります。
【向いていない人】未経験、地方転職、または手厚いサポートを希望する人
一方で、以下のような条件に当てはまる方は、Direct type(ダイレクトタイプ)以外の転職サービスを利用した方が、よりスムーズに転職活動を進められるでしょう。
- ITエンジニア未経験、または実務経験が浅い方
- 東京・神奈川・埼玉・千葉(1都3県)以外での勤務を希望する方
- 書類添削や面接対策などの手厚いサポートを受けたい方
Direct typeはスカウト型の転職サービスであるため、未経験者へのスカウトは届きにくい傾向があります。また、求人が首都圏に集中しているため、地方での転職には不向きです。
サポートを重視したい場合や、地方での転職を考えている場合は、手厚い支援がある総合型エージェントや、地域特化型の転職サービスの利用を検討することをおすすめします。
Direct typeと他のスカウト型転職サービスを徹底比較
Direct type(ダイレクトタイプ)はITエンジニアにとって有力なスカウト型サービスですが、他にも優れたサービスは複数存在します。
各サービスはターゲットとする年代や年収層、求人数が異なります。自身のキャリアプランに最適なサービスを選ぶためには、それぞれの特徴を理解することが重要です。
ここでは、Direct typeと主要なスカウト型転職サービス2社を比較します。
| エンジニア向けスカウト型転職サービス比較 | |||
|---|---|---|---|
| レバテックダイレクト | ビズリーチIT | Direct type | |
| 年代 | 全年代 | 30代以上 | 20〜30代 |
| 年収レンジ | 500万円〜1,200万円 | 600万円〜1,500万円以上 | 400〜800万円 |
| 求人数 | 7,706件 | 142,623件 | 1,169件 |
| 求人の特徴 | IT業界に特化した専門性の高い求人 | ハイクラス・管理職求人が豊富 | 大手から成長ベンチャーまで厳選された優良企業 |
| スカウトの特徴 | 企業から直接スカウト | 企業・ヘッドハンター両方から | 企業から直接スカウト |
このように、一口にスカウト型転職サービスと言っても、特徴はさまざまです。
圧倒的な求人数を誇るビズリーチITは、年収600万円はもちろん、1,000万円を超える経営幹部層の求人も豊富で、ハイクラス層が豊富な選択肢から探したい場合に適しています。
レバテックダイレクトは、IT業界への深い知見に基づいた専門性の高い求人を探しており、現在の年収が500万円以上の方に向いています。
一方でDirect typeは、年収400〜800万円のレンジで、質の高いスカウトを待ちたい20〜30代の方におすすめです。
スカウトが来る来ないは別として、登録するだけであれば誰でも無料でできます。複数のサービスに登録して受け取るスカウトの傾向を見ることで、自身の市場価値を客観的に判断することも可能です。
Direct typeを最大限に活用する3つの戦略
Direct type(ダイレクトタイプ)の価値を最大限に引き出すには、ただ登録して待つだけでは不十分です。ここでは、転職成功の可能性を劇的に高めるための、より戦略的な3つの活用法を紹介します。
戦略①:企業の検索にヒットする「見つけてもらう」プロフィールを設計する
プロフィールは、自身の経歴をまとめる場所ではなく、採用担当者の「検索」に見つけてもらうためのページと捉えることが重要です。
企業のエンジニア採用担当者は、「Go」「AWS」「マイクロサービス」「SRE」といった具体的な技術キーワードで候補者を検索しています。
そのため、自身の経験スキルを記述する際は、需要の高いキーワードを意識的に含め、どのような課題を、どの技術で、どう解決したかを、具体的な数値と共に説明することが非常に有効です。
例えば、「〇〇の導入により、レスポンス速度を30%改善した」というように、実績を明確に示します。
これにより、単なる「登録者」から「見つけてもらえる人材」へと変わります。
戦略②:スカウトを「市場価値の指標」として活用する
他の転職サービスとの併用は必須ですが、その目的を明確に分けることが重要です。Direct typeは「自身の市場価値を測るための指標」として活用します。
例えば、ビズリーチITやレバテックダイレクトで得た面接のフィードバックや、そこで評価されたスキルを、即座にDirect typeのプロフィールに反映させ、キーワードを最適化するのです。
どの技術キーワードにスカウトが集中するかを分析することで、現在の市場で本当に求められているスキルが何かを客観的に把握できます。これにより、自身の市場価値をリアルタイムで測定しながら、戦略的にキャリアプランを練り直すことが可能になります。
戦略③:「カジュアル面談」を主導し、企業を見極める
熱意の高いスカウト、特に「面接確約スカウト」が届いた場合、それは自身が有利な立場にある証拠です。その機会を最大限に活かし、「選ばれる」側から「企業を見極める」側に立つことを意識しましょう。
多くの企業が提案してくる「カジュアル面談」は、その絶好の機会です。面談では、受け身で質問に答えるのではなく、開発体制、技術的負債への考え方、エンジニアの評価制度といった、本当に知りたい情報を積極的に質問します。
この主体的な姿勢は、自身の専門性や高い意欲をアピールすることに繋がり、入社後のミスマッチを防ぐだけでなく、その後の選考や条件交渉を有利に進めるための強力な武器となります。
Direct type(ダイレクトタイプ)に関するよくある質問
最後に、Direct type(ダイレクトタイプ)の利用を検討する際によくある質問をまとめました。サービス登録前に疑問点を解消しておくことで、安心して転職活動を始めることができます。
以下で、それぞれの質問に詳しく回答します。
「Direct type」と「type転職エージェント」との違いは何?
A最も大きな違いは、サービス形態です。
「Direct type」は、企業からのスカウトを待つ「スカウト型」なのに対し、「type転職エージェント」は、担当アドバイザーと相談しながら進める「エージェント型」のサービスです。
Direct typeは、自主的に転職活動を進めたい方や、まずは市場価値を知りたい方に向いています。
一方で、type転職エージェントは、書類添削や面接対策といった手厚いサポートを受けたい方や、キャリアプランについて相談したい方におすすめです。
目的に応じて使い分けるか、両方を併用してそれぞれの長所を活かすと、より効果的な転職活動ができます。
登録情報が会社にバレることはありますか?
登録情報が現在の勤務先に知られることはありません。
Direct typeには「企業ブロック機能」があります。
引用:Direct type
この機能を使えば、登録情報を見せたくない企業を個別に指定して、プロフィールの閲覧をブロックできます。現在の勤務先やその関連会社を登録しておけば安心です。
本人の許可なく個人情報が企業に公開されることはありませんので、在職中でも安心して利用できます。
Direct typeの利用料金は無料ですか?
はい、すべてのサービスを無料で利用できます。
Direct typeは、採用が成功した企業側から報酬を得るビジネスモデルです。そのため、求職者は登録から内定まで、一切費用を支払う必要はありません。追加料金やオプション費用も発生しません。
Direct typeはアプリ版もありますか?
はい、iOS版のアプリが提供されています。
iPhoneやiPadをお持ちであれば、App Storeから無料でダウンロードできます。アプリを使えば、スカウトの確認や企業とのメッセージのやり取りを、場所を選ばず手軽に行うことができ便利です。
ただし、2025年11月現在、Android版のアプリは提供されていませんのでご注意ください。
退会方法は簡単ですか?
はい、いつでも簡単に退会手続きが可能です。
退会を希望する場合は、Direct typeにログイン後、マイページ内の設定ページから手続きを行えます。
ログイン→設定→「退会する」をタップ
まとめ|Direct typeを有効活用してキャリアアップを実現
Direct type(ダイレクトタイプ)は、実務経験が豊富な20〜30代のITエンジニアにとって、効率的にキャリアアップを目指せる優れたサービスです。typeブランドの信頼を背景に、大手や優良企業からの質の高いスカウトが期待できます。
一方で、求人数は大手転職サービスに及ばず、勤務地も首都圏が中心という注意点も存在します。
そのため、Direct typeにしかない求人のスカウトを待ちつつ、求人数の多い大手サービスも併用することがおすすめです。 今すぐに転職を考えていない場合であっても、Direct typeは無料で利用できるのでまずは使ってみると良いでしょう。












